婚約指輪を決める相場

ダイヤモンドの流通価格を決める要素は、複数あります。
まず、簡単に比較できる、一流ブランドの商品か、または、
ノーブランドの商品かということです。

両者を比較した場合、同一の品質の商品でも、一流ブランドの商品が、ノーブランドの
商品よりも、2倍近く値が上がります。
なぜならば、一流ブランド商品には、デザイン、信用、魅力などのコストがかかっており、
多分に上乗せされている場合があるからです。

ダイヤモンドそのものの価値は、過去に通った流通ルートの違いと、
リングの金属部分だけで決まるのです。
その次に大きく反映されるのは、ダイヤモンドの4つのCです。
ダイヤモンドはカラットによっても、大きく差が出ますし、
透明度やカットの成功や失敗によっても、差が出てくるのです。

が、ダイヤモンドの流通は、世界中のダイヤモンドが全て同じ場所を通り、
均一の評価基準を受けて、販売されております。
絶対に、偽物や人工のダイヤモンドが出回ることのない業界でもあるのです。
ですので、急激な価格の高騰や下落が起きにくい状況が保たれているのです。

また、ダイヤモンドの正式な評価は、ダイヤモンドを購入したときに付属されてくる、
専門鑑定機関発行の鑑定書に表示されております。

それから、もう一つの要素であるリングの素材には、
今、人気のあるプラチナ、ゴールドがあります。
プラチナもゴールドも、現在の地球上では大変貴重な金属であり、世界の為替にも
影響を与えるほどの高価な物質なのです。
先物取引所でも、株式や為替と同様に、投資の対象にもなっており、
非常に大きな流通基盤を持っているのです。
因みに、地球上にあるゴールドの量は、オリンピックプール4~5杯分といわれ、
今後の人口増加とともに、更なる高騰を続けるのでは、といわれております。

ゴールドに比べると、プラチナは希少で、現在までに、ゴールドの32分の1しか採掘できていないそうです。
プラチナもゴールドも、マーケットの動向で価格に変動がありますので、
婚約指輪購入の際には、為替の情報を参考に決めてみるのも、良い選択だと思います。